管理人の独り言
le monologue
現金がきらわれる
先日郵便局に行ったときに、ちょっと驚きのことを聞きました。
来年1月17日から、硬貨の払戻し・預入に手数料がかかるそうです。ATMにいたっては1枚から。ということは、例えば、貯金箱にたまった小銭を郵便貯金にいれるとしたら、硬貨51枚以上だと、預けるためにATMなら330円、窓口なら550円手数料を取られるということなのです。
「えっ、預けるのも手数料がかかるんですか?」と驚く私に、申し訳そうな顔で郵便局の人に「硬貨をたくさんもつと金融機関はお金がかかるんです」と言われました。両替に手数料がかかるのはわかる気がするんですが、流通しているお金を預けるのに手数料がかかるなんて!
そういえば、最近銀行のサービスがことごとく縮小され、工夫して振込手数料をなるべくかからないようにしていたのが、他行振込手数料は、私ごときでは、ほぼできなくなっています。ネットバンキング、WEB通帳がすすめられ、そうでないといろいろなサービスが受けられないようになっています。少し前に海外に送金したときも、現金ではダメで銀行口座から引き落とす形で受け付けてもらいました。
私自身もクレジット払いや、suicaやpaypayのようなプリペイドを使うことが多く、現金は使わなくなってきています。が、それにしても現金がきらわれるようになったものです。ひと昔前は現金が一番という風潮だったような気がするのに。
欧米ではすでにそうなっているようだし、誰もがキャッシュレスを考えなければいけない時がきているのかもしれません。
今週の展示は「アルビノ展2021」。22名の作家による「アルビノ」をテーマにしたイラストのグループ展です。儚くも美しい作品が並びます。是非お越しください。26日まで。